七瀬の日記

つらつらと思ったことを書いてます

無理はしないでほしい

2025/01/06 日記

今日は珍しく朝の5時に目が覚めた
体を起こすまでに4時間かかったが、起きられないよりましだと思うことにした
昨日まではかなりしんどかったので気圧が高かったのだろうと思う
天気図を見たら今日は崩れるという予報になっていた
どうりで体が少し楽なはずだ

低気圧に弱い人は多いらしい
おれは逆に高気圧が苦手だ 気圧が高いと息苦しくなるのである
もちろん気圧が低すぎるのもしんどい
ままならないものだな、と思う

修学旅行で立山黒部アルペンルートに行ったときには喘息の発作を起こしてしまった
幸いなことにおれがそのころは気づいていなかった親のおかしさに教師は気づいていたらしく、家に連絡せずに旅行を続けさせてくれた
おかげさまで山を下りるまでぜいぜい(擬音ではなく事実)いっていたが、黒部ダムまで行ったときには回復した

そのあと修学旅行のルートが大きく変更になり、富士山には行かないことになった
実は富士山の何合目かは忘れたが、登る予定になっていたのだ
……もしかしておれのせいかとも思ったが、ディズニーランドが半日から全日になったことでみんな喜んでいたので勘弁して欲しい

学生のころのことは鮮明に覚えている
恐らく部活などもあって家より充実していたからだろう
授業中に寝ていたので成績は最悪だったが……

そのころのおれは家で寝たら殺される恐怖があったので寝られず、ひたすら小説を書いていたのである
徹夜して学校に行くので授業中は一番眠い
そして寝ているので当然、内容はわからない
興味がない教科は爆睡していた 一部の教師にはすまなかったと思う

恥ずかしいから夜は寝ろと母親にいわれた
部屋の明かりが夜もついているので、どうやら近所の人がおれが受験勉強をしていると勘違いしたらしい
小説を書いていただけだったのだが

仕方ないので部屋の明かりを消して書くことにした
冬はストーブの明かりと机の小さな明かり、ワープロ画面の僅かな光を頼りにしていた
本を読むときはベッドの明かりをつけた
明るいところで読まないと視力が落ちるとうるさいのに、暗くしろというのは矛盾している
当時のおれもそのことに気づかなかったので仕方ないと思う

あの環境を生き抜くには鈍くないと無理だと思う
自分が嫌われていることは自覚していた
だがそれだけではないなにかがあると気づかないことが大事だったのだろう
少なくとも当時は、だが

いまはその呪縛はない
ときおり悪夢として見ることはあるが生活を脅かすほどの威力はないことが多い
たまに酷いショックを受けるとフラッシュバックが起きる
そのときはとん服をいれてなんとかできるので問題はない

そんな環境で生きるのと親に問題ない環境で生きるのとはどう違うのだろう
理解されないというのは経験してきたのでわかる
理解されなくても共存くらいはできないかと思ったことはある
しかしそんな贅沢なことはできねえのである わかったふりが一番こわい
結局はなにもわからないんだな、とわかる瞬間が怖いのである

このところは精神的に安定しているようにおれ自身は感じている
だがやはり無力感や徒労感などはついて回る
これはずっとなので仕方ないと思う だが医者はこれをどうにかしたいらしい
自死が多い病だからだろう 医師は治すのが仕事なので当たり前だとは思う

でも無理はしないで欲しい
なにかあったときに一番ショックを受けるのは患者と病気に真剣に向き合っている人なのだ
家族ももちろんショックかも知れない
だが人知れず……無力感や絶望に苛まれるのは医者だとおれは思っている
だから適度に力を抜いて欲しいと思っている 言うと不謹慎と思われるので言わないが

今日は洗濯もできた 銀行も行けた
このふたつができたのでほっとしている
昨日まではできなかったのだ
買い物にも行きたかったが雨が降るとのことなので厳しいだろう